ペリオドンタルメディシン
こんな言葉を新聞や雑誌で見たことはありますか?
「ペリオドンタルメディシン」
13年前に論文が出たときに、これは大変だ・・。
開業当初より健康の入り口である、歯の健康、お口の健康が大切だと思い、歯周病治療や歯の健康のための治療には力を注いできました。
この論文を読んで、歯科医療者として、歯の健康とお口の健康、体の健康を守ることをさらに心がけないといけない、患者さんにも伝えないといけないと強く思ったことを覚えています。
私の治療する内容や目的が180度転換しました
その論文の内容は、歯周病菌が心臓病の患者さんの心臓からみつかったという内容でした。
今までは糖尿病患者は歯周病になりやすい。体の病気が原因で歯周病が進行するといわれていました。
現在は歯周病が原因で歯周病菌が体の病気の原因に関係している・・と180度病気の理論が変わりました。
2013年の現在、「ペリオドンタルメディシン」どこまでわかっているのか

2013年 現在 分かっていること
歯周病は感染症で、微生物感染に対して体は生体防御反応の結果、歯茎や骨の破壊が生じる。
歯周病の病原細菌の感染に欠かせないものはバイオフィルム構造をもつプラークの存在である。
歯周病の原因である細菌が歯茎を壊し、骨を壊していく
2013年 分かっていること
1、呼吸器疾患との関連 誤嚥性肺炎
口腔内を清潔に保つことが、発症予防に有効である
2、血管障害(動脈疾患)との関連
今回の米国心臓協会の声明は、歯周病が血管疾患のリスクの因子となる可能 性は高いとしているが、 今 後の臨床研究には工夫が必要ととも書いている。
3、糖尿病との関係
歯周病と糖尿病の双方向の関連性に関して疑いの余地がない。
4、早産・低体重児出産との関連
歯周病が早産・低体重児出産のリスク因子であることは、疫学的にもメカニズムにおいても明らかにされつつ ある。しかし、歯周病治療が早産を抑制できるかはいまだ不明である。
5、骨粗鬆症との関連
まとめ
13年前は、この論文の内容を患者さんに話をしても・・世間にはあまり知られていないため、なかなか伝えにくく患者さんお健康をサポートがしにくいと感じたことがありました。
現在、多くの研究がされていて、口腔の管理が全身へとつながっていることは確かでです
日本の医療は、虫歯や歯周病になってからの治療です(対症療法)。
私たちが治療を行う目的は質の高い虫歯治療、歯周病治療を行うことだけでなく、虫歯にしない・歯周病が進行しないように患者さんと共に健康のサポートをしていくことだと思います。
プラークコントロール(細菌のコントロール) バイ菌をとるには
1、自分で行うプラークコントロール
毎日行う、細菌を減らすブラッシングが一番大切です。そして細菌が増えるような生活習慣をしないことも大 切です。
2、歯科医院で衛生士によるプロフェッショナルケアー
普段磨けない場所や、磨き癖、そのような場所には細菌がバイオフィルムを作っています。バイオフィルムは ハブラシによるブラッシングでは落ちません。プロによる器械的歯面清掃でバイオフィルムを落とす方法で す。
「ペリオドンタルメディシン」
13年前に論文が出たときに、これは大変だ・・。
開業当初より健康の入り口である、歯の健康、お口の健康が大切だと思い、歯周病治療や歯の健康のための治療には力を注いできました。
この論文を読んで、歯科医療者として、歯の健康とお口の健康、体の健康を守ることをさらに心がけないといけない、患者さんにも伝えないといけないと強く思ったことを覚えています。
私の治療する内容や目的が180度転換しました
その論文の内容は、歯周病菌が心臓病の患者さんの心臓からみつかったという内容でした。
今までは糖尿病患者は歯周病になりやすい。体の病気が原因で歯周病が進行するといわれていました。
現在は歯周病が原因で歯周病菌が体の病気の原因に関係している・・と180度病気の理論が変わりました。
2013年の現在、「ペリオドンタルメディシン」どこまでわかっているのか

2013年 現在 分かっていること
歯周病は感染症で、微生物感染に対して体は生体防御反応の結果、歯茎や骨の破壊が生じる。
歯周病の病原細菌の感染に欠かせないものはバイオフィルム構造をもつプラークの存在である。
歯周病の原因である細菌が歯茎を壊し、骨を壊していく
2013年 分かっていること
1、呼吸器疾患との関連 誤嚥性肺炎
口腔内を清潔に保つことが、発症予防に有効である
2、血管障害(動脈疾患)との関連
今回の米国心臓協会の声明は、歯周病が血管疾患のリスクの因子となる可能 性は高いとしているが、 今 後の臨床研究には工夫が必要ととも書いている。
3、糖尿病との関係
歯周病と糖尿病の双方向の関連性に関して疑いの余地がない。
4、早産・低体重児出産との関連
歯周病が早産・低体重児出産のリスク因子であることは、疫学的にもメカニズムにおいても明らかにされつつ ある。しかし、歯周病治療が早産を抑制できるかはいまだ不明である。
5、骨粗鬆症との関連
まとめ
13年前は、この論文の内容を患者さんに話をしても・・世間にはあまり知られていないため、なかなか伝えにくく患者さんお健康をサポートがしにくいと感じたことがありました。
現在、多くの研究がされていて、口腔の管理が全身へとつながっていることは確かでです
日本の医療は、虫歯や歯周病になってからの治療です(対症療法)。
私たちが治療を行う目的は質の高い虫歯治療、歯周病治療を行うことだけでなく、虫歯にしない・歯周病が進行しないように患者さんと共に健康のサポートをしていくことだと思います。
プラークコントロール(細菌のコントロール) バイ菌をとるには
1、自分で行うプラークコントロール
毎日行う、細菌を減らすブラッシングが一番大切です。そして細菌が増えるような生活習慣をしないことも大 切です。
2、歯科医院で衛生士によるプロフェッショナルケアー
普段磨けない場所や、磨き癖、そのような場所には細菌がバイオフィルムを作っています。バイオフィルムは ハブラシによるブラッシングでは落ちません。プロによる器械的歯面清掃でバイオフィルムを落とす方法で す。