高齢化社会で私たち医療者が行えること、学んでおくこと私たちが所属する研修会のグループ PDS研究会 夏合宿が行われ、スタッフと共に参加してきました。
清水先生の講演があり、高齢者になると口腔内はどうなってしまうのか?現実を学び考えさせられました。
生きるということは、食べれるということです。
食べるためには、自分の歯や入れ歯があると・・・食べれます。
でも、顎を動かす筋肉が衰えてしまうと、噛むことができません。
食べたものを飲み込む(嚥下)筋肉と動作が悪いと飲み込めません。
口の周りの筋肉や唾液腺を鍛えておくことも、健康の維持に大切なことです。
さらに、大切なことは、自分で食べれるのか?自分で口の中をきれいにできるのか?
お口の中には虫歯菌や歯周病菌、カビなどがいっぱいいます。
手が動かない、歯を磨けない、口をゆすげない・・
このような状態になった時には、口の中は1週間ほどでカビが増殖したり、菌が増殖します。
そのカビや菌は呼吸や飲み込むことで肺や胃腸に入っていき、肺炎や胃腸炎やその他病気の原因になります。

清水先生の講演写真
介護の方は本当に大変なお仕事だと思います。
大変だと思いますが、お口の中を綺麗にすることも、お願いしたいと思います。
もちろん、私たち医療者にできることも精一杯できることをすべきだと思います。

食べたものを飲みこむには・・口の周りの筋肉と嚥下の動作が必要

唇を引っ張って、筋肉を使えない状態でガムをかんでみました。実習写真
ほっぺたの筋肉で食べ物を抑えていないので、ガムは上手にかめません。口から出そうになってしまいます。
噛むためには、口の周りの筋肉や顎を動かす筋肉がないとと力がはいりません。

物を飲み込む嚥下の 音 回数 実習写真
物を飲み込むときは、口の中が陰圧にならないと嚥下できません。
口を閉じて、ごっくんすると舌が物を奥に送り込みます。
口が空いていると、飲み込みにくいですね・・。口が空いていると外にこぼれてしまいます。
口の周りの筋肉と、舌の筋肉がタイミングよく動かないと飲み込めません
唾液もあるほうが飲み込みやすいです。
お口の周りの筋肉体操や唾液腺マッサージなどを行ってください。